福井県民生協様のＣＯＯＰ新保要冷宅配センター地鎮祭が行われました。

2020年10月14日

　 当社が基本計画・施工監修を、地元福井の（有）藤田建築設計事務所様が基本設計・実施設計を行った、福井県民生協様のＣＯＯＰ新保要冷宅配センターの地鎮祭が2020年10月14日に執り行われました。

　　

　 生協様の主力戦略である”個配の充実”と、対2020年比20％増の扱い物流量確保を目的に計画を進める中、新型コロナウイルスの影響により、さらにきめ細かい要冷設備各部屋の面積や温度帯、保管物流量の見直しを行い、冷凍用・冷蔵用蓄冷材の十分な確保にも配慮しました。品質管理は性能発揮と結露防止に主眼をおき監修を行います。

　　

　本施設は本格的要冷設備として㈱ダイフク様のマテハンを導入し、①冷蔵商品の仕分けライン②冷凍・青果仕分けラインに分け効率化を図り、常温商品も蓄冷材を詰め温度管理を行い、新鮮な商品を組合員のお客様に時間通りお届けできるよう考慮しました。 　

　またオゾン層を破壊しない冷媒フロンR-410Aを採用し、今後温暖化係数の低い冷媒が実用化された場合はドロップイン可能なシステムです。雪深い地域のため機械類の設置を高くし、融雪のため井戸を計画するなど環境にも配慮しました。

　マレーシアとの交流が深い地域のため、マレーシア国教のイスラム教の“礼拝室”を設けたり、体が冷えた方のために“採暖室”を用意するなど従業員の皆様が働きやすい環境が整った施設です。

建築概要