「L.L.Town Tharkayta」の起工式が執り行われました。

2018年7月02日

   ミャンマー連邦共和国における当社100%出資不動産開発会社 “FLP Tharkayta Co.,Ltd” が、ヤンゴン市内にて開発する物流施設「L.L.Town Tharkayta 第1期工事」の起工式が2018年7月1日に行われました。

 本施設は、ミャンマー最大の経済都市であるヤンゴン市の中心部にバズンダンク川を挟んで隣接する“タケタ地区”に建設されます。同地区はヤンゴン港、ヤンゴン国際空港等の物流拠点からのアクセスが良好である他、日本とミャンマーが官民共同で開発したティラワ工業団地(経済特区)、あるいは、当地における古くからの工業団地であるダゴンセイカン工業団地からヤンゴン中心部に至る幹線道路上に位置しており、生産・輸出入拠点から消費拠点への物資の中継地として高いポテンシャルを有する地域となります。

 現在、ミャンマーにおいては経済政策に関連する各種法整備が進み、内資企業の育成、外資企業による各種投資等が着実な進展をみせております。一方、これら経済政策を支える各種インフラの整備は、引き続きの大きな課題ではありますが、日本を含む世界各国からの政府開発援助(ODA)も具体的な展開を見せており、先進各国の先例・開発手法等を取り入れることにより、今後は順次整備が進んでいくものと見込まれます。

 かかる環境を背景とし、当社は上記のとおりミャンマーに物流施設開発を主たる目的とした不動産開発会社を設立、同国の経済発展、物流インフラの整備を見据えつつ、人口約5百万人を抱える大消費地ヤンゴンに向けた生活物資の供給中継機能の提供を企図したものです。日本品質の施設を生活インフラとして同国に提示しつつ、それを機能させることによりミャンマー社会への貢献を果たす所存です。 

 起工式は、ミャンマー側パートナーの来賓約15名、日本側来賓約25名、計40名に及ぶご来賓の参列を賜り、ミャンマーのしきたりに基づく神事として執り行われました。なお、この7月1日はミャンマーにおいては「龍が北を向く日」と言われ、大変縁起の良い日とされております。第一期工事の竣工・稼動(2019年6月予定)に向け、着実に建設を進めて参ります。


建築概要

建築主 FLP Tharkayta Co.,Ltd 
計画敷地 No.53/62in Tharkayta Industrial Zone, Yangon,Myanmar
敷地面積 9,095.61㎡(全体)
建築面積 1,452.97㎡(1期分)
延床面積 4,778.19㎡(1期分)
用途 倉庫・事務所
構造規模 鉄骨造・3階建て
工期 2018年8月~2019年6月(1期)
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