「みやぎ生活協同組合共同購入仙台中央センター」が開所しました。

2017年6月22日

 当社が土地仲介ならびに設計・監理業務を行った「みやぎ生活協同組合共同購入仙台中央センター」の開所式が6月22日に行われました。 

 本施設は、仙台市の東西南北4カ所に点在する同組合の配送センターの中心部に位置し、今回新たに土地を取得し開発したもので、宮城県内にある配送センターでは11番目となります。高齢化の急速な進展や女性の社会進出等の環境の変化による需要拡大に対し、効率的な運営ができるよう計画されました。

 当社はこれまで、みやぎ生活協同組合様のプロジェクトに数多く携わってまいりました。本計画ではお客様の要望に沿う土地を紹介した成果も評価頂き、特命で設計・監理業務を受託致しました。 設計・監理においては利便性、BCP(事業継続性)、環境への配慮、災害時対策の他に施設内で働く方の働きやすさを追求した快適な施設を実現しました。利便性の面では冷蔵庫・冷凍庫をプラットホームの中央に配置し、各扉を二方向に設けることで商品を移動する作業動線が短くなり、効率的に作業できる設計としました。BCPや災害時対策として、非常用自家発電設備の導入、LED照明を全館に採用、防災用トイレ、防災用炊き出しかまどの設置、非常時に受水槽の水が使用できる水栓を設置しました。また、地球温暖化対策として、冷凍冷蔵設備の冷媒に自然冷媒(CO₂)を採用し、物流施設屋根面には太陽光発電システム(全量売電)を設置、さらに非常用自家発電設備は環境負荷の少ないSVO(ストレート・ベジタブル・オイル)を導入し、環境に配慮した施設となっています。働きやすい職場環境づくりとしては、子育てと仕事の両立をサポートできるよう敷地内に事業所内保育園「コープこやぎの保育園」を併設しています。また、施設内の休憩室・談話室はカフェをイメージした木目調壁面とし、憩いのスペースとして屋上にはテラスを設け、外部の緑地内にはパーゴラとベンチを設置しました。  

 開設に際し、お客様をはじめ関係者の皆様のご支援と多大なご協力のもと、プロジェクトを推進出来ましたことを心より感謝申し上げます。当社がプロジェクトの一員として携わることができたことを誇りに思い、本施設がみやぎ生活協同組合様のさらなるご発展に寄与することを心より願っております。

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起工式の記事はこちら >>「みやぎ生活協同組合共同購入仙台中央センター新築工事」の起工式が行われました。


建築概要

建築主 みやぎ生活協同組合   
計画敷地 宮城県仙台市宮城野区苦竹三丁目1-1、1-16  
敷地面積 9,161.24㎡(2,771.27坪) 
建築面積 3,107.79(940.10坪)        
延床面積 3,082.90㎡(932.57坪)     
用途 配送センター
構造規模 鉄骨造 1階建
工期 2016年11月15日~2017年5月26日   

鳥瞰写真

建物全景北西面

建物北面

パーゴラ、ベンチ

休憩室

「コープこやぎの保育園」

「コープこやぎの保育園」に通う園児