株式会社プロロジス様の「プロロジスパーク古河2」が竣工しました。

2017年4月27日

 当社が設計・監理業務を担当した株式会社プロロジス様の「プロロジスパーク古河2」の竣工式が2017年4月27日に行われました。

 本計画は、日立物流ファインネクスト様向けにプロロジス様がBTS型物流センターとして開発し、同社に賃貸するものです。

 当該地は、茨城県と都心部をつなぐ新4号国道から至近にあり、圏央道五霞ICからは約6km(約10分)の北利根工業団地内に位置しています。
このICは、圏央道の延伸により都心部から放射状に延びる東名・中央・関越・東北・常磐・東関東の6つの高速道路と2016年に繋がりました。
これにより都心を避けてモノやヒトを効率的に運びながら、関東全域のみならず東北方面や関西方面への広域配送が可能となり、今後の発展が見込まれるエリアです。

 当社は基本計画から基本設計、実施設計、工事監理を一貫して行いました。

 本施設は、1階は施設両面にトラックバースと大庇を設け、荷捌きの効率性や雨天時の作業に配慮しました。加えて1、2階ともに梁下有効高を6.5m、1階の床荷重を2.5t/㎡確保するとともに、商品品質保持のため庫内の1/4スペースに空調を導入するなど、標準的な物流施設仕様に比べハイスペックで汎用性も高い設計となっています。
環境面では全館(庫内含)LED照明を採用し、BCP(事業継続性)の観点においては、停電や断水時でもトイレ、通信、セキュリティーなど機能を維持できる非常時用発電機を導入しています。 さらに隣地では、同時期に同社の国内最大級の危険物倉庫「日立物流ファインネクスト株式会社首都圏ケミカルセンター」(2017年1月竣工)も当社が設計・監理を担当し、本施設と平行してプロジェクトを推進しました。そのため日立物流ファインネクスト様が両施設を効率良く運用できる様要望を汲み入れながらプロロジス様との仕様調整を工事期間中も継続的に行い、全体を通じて効率的な運用が出来る施設を目指して取り組みました。

  

 最後に、本施設が社会インフラの一端を担うとともにプロロジス様、日立物流ファインネクスト様両社の更なる事業発展に寄与することを期待しています。

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「首都圏ケミカルセンター」の記事はこちら >>日立物流ファインネクスト株式会社様の「首都圏ケミカルセンター」が竣工しました。


建築概要

建築主 株式会社プロロジス  
計画敷地 茨城県古河市北利根8-4(北利根工業団地内)
敷地面積 23,789.43 ㎡( 7,196.30 坪)  
建築面積 12,044.12 ㎡( 3,643.34 坪)       
延床面積 21,937.95 ㎡( 6,636.22 坪)   
用途 倉庫
構造規模 鉄骨造(一部RC造) 2階建
工期 2016年7⽉〜2017年4月   

外観写真

鳥瞰写真