F&Pの成長を支える役員・ベテランたちのベンチャースピリット

F&Pの成長を支える役員・ベテランたちのベンチャースピリット

独自の手法で物流施設の開発を支援し、顧客から高い評価を得ているフクダ・アンド・パートナーズ(以下、F&P)。
ここでは、豊富な実務経験をもとに、F&Pの成長を支えてきた役員・ベテランたちを取材。
ベンチャースピリットを忘れない彼らが描く、さらなる成長戦略を紹介する。
※「ベンチャー通信」2020年7月号より

お客様との強固な信頼関係こそ最適な施設開発の基盤になる

山田 裕一

1970年、千葉県生まれ。1995年、株式会社フジタに入社。
2004年、株式会社フクダ・アンド・パートナーズに入社。

物流施設づくりで重視していることはなんでしょう。

お客さまとの「信頼関係の構築」です。私たちは、お客様のニーズを具現化するために、「建設部」や「開発部」の機能を代行もしくは補完するサービスを提供しています。お客さまと価値観を共有し、ゴールへ向かって共に歩むことで一緒に成長してきました。そのため、お客さまとの協業を表す当社の「コ・ソーシングサービス」という考え方が成り立つのです。

専門性の高い技術力で、信頼関係を構築すると。

もちろん技術力も重要ですが、それだけでは十分ではないと思います。当社では、たとえば施設の運用効率を上げるために、「もっといいプランがあるのでは」と、チーム全体で納得のいくまで議論します。物流施設に特化して蓄積してきたノウハウを、ニーズに合わせてカスタマイズさせ、最適な施設づくりのために「もう1回の努力」を惜しみなく重ねます。その姿勢が、お客さまとの信頼関係の構築につながるのだと思います。

今後のビジョンを聞かせてください。

これまで蓄積してきた施設づくりのノウハウをベースに、AIやIoTなど最先端のテクノロジーを取り入れる提案を積極化します。そうすることで、施設の保管効率や作業効率の大幅な向上を促し、「経済の血液」である物流のさらなる効率化に貢献できると考えています。

どんな要望にも応える姿勢が「真のパートナー」の条件

小野 敬則

1971年、埼玉県生まれ。1994年、株式会社フジタに入社。
2005年、株式会社フクダ・アンド・パートナーズに入社。

F&Pにはどのような社員が集まっていますか。

みんなが「お客様からどんなに困難な内容の依頼がきても、必ず対応して見せる。もう1回の努力を惜しまずやってみよう」という気概をもっています。
かつて、あるエリアでの施設づくりを希望していたお客さまに対し、どうしても希望に見合った用地を探し出せないことがありました。しかし、あきらめずに用地探しをし続けるうちに、「別のエリアでも良いのではないか」とお客様の考えが変化し、別のエリアで事業展開ができるかの調査を行いました。結果として、当初とは異なるエリアでしたが、納得いただけるカタチで施設づくりを支援できたのです。

顧客の真のニーズに徹底して応えようと。

そのとおりです。あきらめずに寄り添う姿勢があってこそ、お客様から「真のパートナー」に選ばれるのだと思います。

今後、会社をどのように成長させていきますか。

お客様のさまざまなニーズに応じて、当社のサービスをカスタマイズして提供できる体制をさらに高めます。それにより、物流業界全体に「施設開発で困ったらF&Pに相談すればいい」という認知をもっと広げ、物流施設づくりのインフラのようなサービス会社にしたいです。どんなニーズにも応えようとする熱い心とさまざまな経験値を持った人材がそろっていることが、当社のなによりの強みですね。

安定的・起動的な財務運営で会社の成長を側面から支援

林 亮一

1966年、千葉県生まれ。1989年、三井信託銀行株式会社に入社。
2008年、株式会社フクダ・アンド・パートナーズに入社。

林さんがF&Pに入社した12年前、会社はどんな状況だったのでしょう。

社員数は約30名、いまの5分の1ほどでした。入社以前、20年近く金融機関で融資業務に従事し、さまざまな企業とかかわってきたなか、F&Pには差別化された独自のビジネスモデルが当時からあり、成長の可能性を感じていました。また、社員がお客さまに対し、「サービス品質の水準」をより高めるべく、全力で業務に取り組みお客さまから大きな信頼を得ていました。EC市場の拡大、REIT市場の成長などにともない物流施設がより変化していく時期に、F&Pにはしっかりとした事業の計画と戦略がありました。

会社の成長に向けた今後の方針を聞かせてください。

当社はマーケットの変化に対し積極的に自らを適応・変化させてきているため、競争力の高いビジネスモデルが維持されています。今後、働き方改革、テクノロジーの加速度的な進歩などに連動して物流施設のありようもさらに変化するでしょう。これからもマーケットの動きに対し、半歩先、一歩先を進み、その変化に対応できるサービス品質と技術の向上を絶え間なく続けなければなりません。次なる成長に向けて、会社が新たな挑戦を続けるためには、それを側面から支える強固な財務基盤が必要です。金融市場からの信用を得つつ、機動性をもった財務運営が私の責務と考えています。

「F&P品質」の技術水準でミャンマーの街づくりに貢献

丹野 博

1964年、宮城県生まれ。
総合商社で30年間勤務した後、2019年、株式会社フクダ・アンド・パートナーズに入社。

業務内容を教えてください。

ミャンマーを中心とした海外事業を展開しています。ミャンマーには2つの現地子会社があり、アジア営業所も昨年シンガポールからミャンマーのヤンゴンに移転しました。設計事務所を営むF&P Myanmar Co., Ltd.では、物流施設や工場を中心として、オフィス、サービス・アパートの設計業務やプロジェクトマネジメント業務を提供しています。FLP Tharkayta Co., Ltd.では、ヤンゴンのタケタ地区で倉庫・オフィスの不動産を開発・運営しています。

ミャンマーでの事業が順調な要因はなんでしょう。

そもそもF&Pは、物流施設づくりでお客さまが困っていること、必要としていることに対して、技術部門と営業部門が連携してていねいに、インテグレーション・サービスとして提供してきました。そういったF&Pの技術水準をミャンマーでも体現できていることが、事業を順調に進められている要因だと思います。

海外事業の成長に向けての戦略を教えてください。

まずはミャンマーを核として、「ミャンマーで物流施設づくりといえばF&P」と認められ、さらに、倉庫とオフィスを開発しているタケタ地区においては、「タケタ地区の街づくりといえばF&P」と評価されるように結果を積み上げたいです。そのうえで、ほかのアジア地区などで将来的に事業展開できればと思っています。